2026/10/24 00:00

株式会社フィールドワーカーズは、日本の感染症サーベイランスデータを探索的に分析・可視化するインタラクティブダッシュボードのプロトタイプを開発し、試験公開しました。
本ダッシュボードは、公開されている感染症サーベイランスデータを対象に、時系列や地域別の分布、疾患間の比較などをインタラクティブに探索するためのものです。利用者が目的に応じてデータを確認し、感染症の動向や地域的な特徴を把握できる環境の構築を目指しています。
データを「集める」から「活用する」へ
感染症サーベイランスでは、データを継続的に取得・整理するだけでなく、時間的・地理的な変化を捉え、調査や研究、意思決定に活用できる形へ変換することが重要です。
今回のプロトタイプでは、Rパッケージ「jpinfect」をはじめとするデータ処理技術を基盤として、感染症データの取得・加工からインタラクティブな可視化までをつなぐ仕組みを検討しています。
jpinfectは、日本の感染症サーベイランスデータを取得・処理し、疫学解析に利用しやすいデータセットを構築するためのオープンソースソフトウェアです。
今回の取り組みは、こうしたデータ処理基盤を、実際にデータを探索・活用するためのインターフェースへと展開する試みです。
感染症疫学の知見とデータ技術を組み合わせる
株式会社フィールドワーカーズは、感染症疫学や媒介生物の生態学に関する専門性と、データ処理・統計解析・ソフトウェア開発の技術を組み合わせ、現場の課題に応じた実用的なツールの開発に取り組んでいます。
今回のプロトタイプ開発で得られる知見を、感染症サーベイランスに限らず、研究データの可視化、地理情報を用いた分析、調査結果の共有、業務用ダッシュボードの構築など、さまざまな課題への応用につなげていきます。
プロトタイプの試験公開について
本ダッシュボードは、現時点では開発・検証段階のプロトタイプです。今後、機能や表示方法、運用方法などの検討に応じて、公開URLや仕様が変更される場合があります。
また、研究・公衆衛生上の判断に利用する際には、原データの出典や更新状況、データの性質を確認する必要があります。
プロトタイプはこちら:
データ分析・可視化に関するご相談
株式会社フィールドワーカーズでは、感染症疫学・公衆衛生分野の知見を活かし、データの取得・加工、統計解析、地理情報を用いた可視化、インタラクティブダッシュボードの設計・開発などに取り組んでいます。
例えば、次のような課題について、目的やデータの特性に応じた技術的な検討・開発をご相談いただけます。
データの取得・加工: 公開データや既存の研究データを整理し、分析に利用できる形式へ変換したい。
統計解析・地理情報分析: 時間的な変化や地域ごとの特徴を分析し、データに基づく知見を得たい。
ダッシュボードの設計・開発: 蓄積したデータをインタラクティブに可視化し、研究成果や調査結果を共有したい。
研究・業務支援ツールの開発: 専門分野の知識とソフトウェア技術を組み合わせ、現場の課題を解決する仕組みを構築したい。
大学・研究機関、自治体、公衆衛生関係機関、企業など、データ活用に関する課題をお持ちの皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。
